秋山脳神経外科病院

当クリニックのリハビリテーション科について

2019年4月1日より医療保険下での外来リハビリテーションを開始致しました。 理学療法士2名・作業療法士1名・言語聴覚士1名体制で脳血管疾患等リハビリテーションや運動器リハビリテーションを実施しております。運動療法や徒手療法、作業療法、言語療法を駆使し、患者さんの個々に適した最良のリハビリテーションを提供いたします。

《対象》

  • 脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)
  • 骨、関節疾患(靱帯・軟骨損傷、変形性関節症、関節炎など)
  • 脊柱疾患(ヘルニア、脊柱管狭窄症、急性腰痛など)
  • 系列病院を退院後、継続的なリハビリテーションを必要とされる方
  • 他院に入院加療を行い、退院後に当クリニックでの外来リハビリを希望される方

※リハビリを開始する際は、一度受診して頂き、医師の診察を行い適応の判定が必要となります。
※他院、他施設でリハビリを行っている方や介護保険下でのリハビリ(通所リハ、訪問リハ等)を行っている方は制度上併用が困難ですので、当クリニックでのリハビリはできません。ご了承下さい。

《概要》

  • 当クリニックでは、理学療法士、作業療法士、言語療法士が常勤しており、患者さん一人ひとりに最適なリハビリプログラムを作成し、実践及び指導を行うことで治療効果を上げます。
  • リハビリテーションの実施は、疾患名などで実施できる期間が定められております。   
    • 脳血管疾患:発症、手術または急性増悪から180日以内
      ※失語症など一部標準算定日を過ぎた場合でも、医師の診察によりリハビリの継続が必要であると、 判断されれば、リハビリの実施が可能な場合もあります。ご相談下さい。
    • 運動器疾患:発症、手術または急性増悪から150日以内
  • リハビリテーションの実施は完全予約制となります。原則、初回は医師の診察のみとさせていただき、リハビリの実施は2回目以降となります、ご了承下さい。
  • 健康保険証の他、要介護認定や各種障害者手帳をお持ちの方は受診の際に、持参し御呈示下さい。
  • 現在、他院にて通院(入院)しており、リハビリ目的で当クリニックへの受診を希望される場合は、事前に主治医へ相談し、必ず紹介状(診療情報提供書)、画像データ、リハビリサマリーをご持参下さい。

《理学療法部門》

◎理学療法では、脳卒中をはじめとした脳血管疾患に対して、当系列病院での退院後のリハビリを中心に提供しております。備品としては、レッドコード(スリング)、歩行分析用トレッドミルや自転車エルゴメーターといった機能向上を図る機器も多く設置しております。

また、スポーツリハビリにも力を入れております。スポーツ医による診察と指導の下、投球フォーム指導やFMS(Functional Movement Systems)といったパフォーマンステストを用いて、少年期~青年期の「成長期スポーツ障害」に対して、スポーツへの完全復帰と再発防止のために必要なアスレチックリハビリテーションを含めた総合的なトレーニングを実施しています。

《作業療法部門》

◎作業療法では、主に脳卒中などの脳血管疾患と、手の外科のリハビリテーションを行なっています。
脳血管疾患に対しては麻痺した腕や手が動かせるけど何かぎこちない感じ(不全感)や、もう少し動きを良くしたい(随意運動麻痺の改善)という機能的な部分と、もっとスムーズに料理がしたい・以前行なっていた趣味がしたいなど、より生活に寄り添った部分のリハビリテーションを提供致します。当クリニックの特徴として、IVESを導入しており、電気刺激と徒手の併用による運動麻痺改善を促すリハビリテーションを行なっております。
また、手首や指の骨折・腱損傷等の「手の外科」と呼ばれる分野に関してもリハビリを行なっています。手は「第二の脳」と呼ばれるほど複雑な動きが出来ますが、その反面傷害されると非常に不自由な生活になります。使える手(Useful Hand)に1日でも早く戻れる様にリハビリテーションを行なっております。

《言語療法部門》

◎言語療法では、脳卒中など脳血管疾患による失語症や運動障害性構音障害、高次脳機能障害の方を中心に、評価及びリハビリテーションを実施していきます。特に、失語症の改善は、緩やかにゆっくりと回復していくため、長期的なリハビリテーションが必要となることもあります。施設基準として、脳血管疾患等リハビリテーション料の他、集団コミュニケーション療法料を取得しておりますので、一人一人の目標に合わせた個別訓練と併せて、必要に応じ集団場面でのコミュニケーション訓練も実施し、個々の機能回復と同時に、同じように言葉の障害を抱える方とコミュニケーションを図る機会や互いに障害理解を深めて頂けるように環境調整及び支援をしていきます。

また、認知症の初期症状として、緩徐ですが進行性の言語障害が顕著に現れてくることがあります。当クリニックでは、もの忘れ外来を実施しておりますので、担当医師と連携し、認知機能だけでなく言語機能の把握を目的に適切な評価を行い、リハビリテーションの実施及び日常生活でのコミュニケーション方法の検討を行っていきます。